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本日は物流コストの中でも「保管費」についてお話させていただきます。

物流コストに関しては、「輸送費」「保管費」「作業費等」の大きく3つで構成されています。

その構成比については、業種によって多少異なってきますが、平均しますと
「輸送費」58.2% 「保管費」15.8% 「作業費等」26.0% となっています


配送費や作業費に比べると、割合は小さいですが保管する物量が多い場合、
保管費の見直しや、回転率の悪い在庫の数量の見直しをおこなうことによって、
大きなコスト改善に繋がることもあります。

また保管費には、商品や倉庫の契約方法によりいくつかのパターンがあります。

① 坪貸し   「1坪当たりの単価」   ×「使用坪数」
② 個建て   「貨物1個当たりの単価」 ×「保管積数」

では、実際に保管費はどのように計算するのでしょうか。


~坪貸しの保管費の計算方法~
坪貸しの場合は、シンプルに以下の計算式で算出します。

保管費: 使用坪数 × 坪単価

【計算例】
保管坪数100坪、坪単価4,500円の場合
100坪×4,500円=450,000円/月が保管費となります。

坪単価に関しましては、不動産と同様に立地や倉庫の築年数によって金額の相場が異なり
首都圏やアクセスの良いエリアですと高額になります。


~個建ての保管費の計算方法~
個建ての場合でも、1ヶ月単位での計算方法もありますが
こちらでは、「3期制」での計算例を挙げてみます。

3期制とは・・・
1ヶ月を3つの期間に分けて
① 第1期:1日~10日、②第2期:11日~20期 ③第3期:21~末日
として、それぞれの期で保管費を計算します。
1期あたりの保管費:保管数(前期末在庫+今期入庫数)×保管単価

1期あたりの保管単価を100円/個とする場合の、上の図に基づいた保管費の算出方法

第1期:保管数40個(前期末在庫繰り越し数10+第1期入庫数30)×100円=4,000円
第2期:保管数40個(前期末在庫繰り越し数40+第1期入庫数0 )×100円=4,000円
第3期:保管数60個(前期末在庫繰り越し数10+第1期入庫数50)×100円=6,000円

保管数を計算する時のポイントは「前期末在庫数+今期入庫数」で算出することです。
3期制の場合、期中のどの時点で保管が始まっても1期分の料金がかかります。


3期制のメリット・デメリット

3期制の料金体系は、荷主様にとっては実際に動きのあった物量に応じて料金を支払えばよいので、コストを変動費化できるというメリットがあります。

デメリットは、荷動きが活発なケースにおいて、
実際に使用する坪数よりも料金が高くなる可能性があります。

今回は、物流コストの1つ、保管費のお話しをさせていただきました。
もう既に、ご存じの方も多いと思いますが、定期的に基本的な物流コストの記事を
アップしてまいりますので、ご参考いただけますと幸いです。


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